[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
久しぶりにコラムでも書いてみます。
ここ最近の私の将棋は序中盤から作戦勝ちと言うのが少ないです。
終盤にごまかして勝っている将棋ばかりです。
本当はそんな将棋にならないように気をつけるべきだとは思いますが、
「ごまかし」も将棋に勝つためには大切なテクニックだと思います。
今回はこの「ごまかし」のテクニックについて考えたいと思います。
私は不利なときに行う「ごまかし」には
次のような方法があると考えています。
1.勝負手を放つ
勝負手と言えば聞こえはいいですが、
ようは相手を罠にかけるハメ手に近いと思います。
普通に指していたのでは勝てないので、
紛れを求めて怪しい手を指すのです。
上手く決まれば、局面をひっくり返す妙手になりえますが、
正確に対処されると敗着の悪手になる可能性もあります。
2.受けに徹する
ひたすら受けに徹して相手の攻めのミスを待つと言うものです。
相手が優勢を自覚し、調子に乗って攻めてきたときなどは、
案外ミスが出るものです。
不利だと思ってひたすら受けて粘っていると、
相手が攻め損なっていつの間にか逆転していたと言うことも
よくあります。
勝ちを焦る相手には有効ですが、
じっくり腰をすえて攻められるとジリ貧になる可能性もあります。
3.心理作戦
ワザとノータイムで指して
相手に読み筋だよ(もしくはやけになっている)と思わせたり、
本当は自信がないのに自信ありげに駒を盤に叩きつけるように指したり、
ぼやき、口三味線で相手を惑わしたり・・・。
(これらの技はネット将棋で使えないものもあります)
まあ卑怯な作戦と言われればその通りですし、
そもそも本当に強い人にはこんな作戦は通用しません。
ただ自分がこれをやられて負けると非常に悔しい思いをします。
これらを見ると「ごまかし」ってあんまり良くないように思えますが、
将棋は勝ち負けがある競技です。
負けそうだからとすぐにあきらめていたのでは強くなれません。
これらの「ごまかし」もやってみる価値はあると思います。